オーニングの取り付けにかかる費用の相場は?
オーニングとは、テラスやベランダに取り付ける日除け用の屋根のことです。キャンパス地を巻き取って開閉ができるものが主流で、生活に役立つだけでなく、窓まわりの外観をおしゃれに演出できます。
一般的にオーニングを設置するには取り付け工事が必要です。ここでは、気になるオーニングの取り付けにかかる費用を、後付けの新設と張り替えにふたつのパターンに分けて紹介します。
オーニングの取り付けにかかる費用
オーニングの取り付けにかかる費用の内訳は本体代と取り付け工事費用のふたつです。それぞれの相場は、次のとおりです。
・本体代の相場 20,000〜150,000円
・取り付け費用の相場 30,000〜50,000円
住宅に新しくオーニングを取り付ける場合は、合計して50,000〜200,000円程度の予算をみておくと良いでしょう。
ただし、本体費用はオーニングのデザインや構造、キャンパス地の機能などによってさまざまです。一般的に、機能が充実した商品ほど価格が高い傾向があります。また、取り付け工事にかかる費用も業者によって差があります。
オーニングを張り替える場合にかかる費用
屋外に設置するオーニングは、直接太陽の光や雨にさらされるため劣化します。とくにキャンパス地が色落ちしたり破けたりしやすいため、定期的な張り替えが欠かせません。オーニングを設置するときは、将来必要になるメンテナンス費用もあわせて考えておくことが大切です。
オーニングの張り替えにかかる費用の内訳は、生地代と交換費用のふたつです。具体的な相場は、以下のとおりです。
・生地代の相場 20,000〜30,000円/1メートルあたり
・交換費用の相場 30,000〜50,000円
一般的に、オーニングのキャンパス地の寿命は、8~10年とされています。住宅にオーニングを設置するときは、前もってメンテナンス費用として50,000〜80,000円程度の予算を確保しておくと安心です。
オーニングの取り付け費用は高い?付けるメリット・デメリットは
オーニングは取り付け工事が必要なので、すだれのような一般的な日除けと比較すると、どうしても費用が高くなりがちです。費用の高さからオーニングの設置を迷ったら、費用対効果に注目してください。
ここでは、オーニングを住宅に取り付けるメリットとデメリットを紹介します。
メリット
オーニングを取り付ける最大のメリットは、夏の直射日光をほどよく遮って快適な室内空間を作れることです。
光をふんだんに取り入れられる大きな窓は魅力的ですが、夏には暑くて過ごしにくい原因にもなります。オーニングがあれば暑さがやわらぐので過ごしやすいです。エアコンの使用率の減少にもつながるため、節電、家計の節約の面でも良い効果が期待できます。
また、強い紫外線を遮ることもでき、フローリングや家財道具の劣化を防げます。将来的な住宅リフォーム費用の節約にもつながるでしょう。
オーニングを設置すると、雨の日でも外に洗濯物を干すことができます。スクリーン付きならリビングや寝室といったプライベート空間の目隠しにもなるため、オーニング取り付けの費用対効果は高いといえます。
デメリット
オーニングを取り付けるデメリットとしては、前述のとおりコストの高さが挙げられます。オーニングをデザインや機能で選ぶと、どうしても費用が高額になりがちです。また、定期的な張り替えが必要なので、ランニングコストも無視できません。
そのほか、オーニングを開いた状態のままにしていると強風時に大きな音が出るといった声も寄せられています。
オーニングの取り付けや費用面で悩んだときはどうすれば良い?
オーニングの取り付けにかかる費用は高めでも、工夫次第ではコストカットが可能です。オーニングを導入するときは、納得できる価格を目指しましょう。
ここでは、オーニングの取り付け費用を抑える方法と導入に迷ったときの対処法を紹介します。
費用を抑えたい場合のオーニングの選び方
オーニングにかかる費用をできるだけ抑えたい場合は、デザインを見直すと良いでしょう。
オーニングの形状は、大きく分けて壁掛けタイプと独立タイプの2種類があります。
形状 | 特徴 |
壁付けタイプ | ・外壁に直接オーニングを取り付ける方法
・窓際を日除けでき、省エネや紫外線による建具の劣化を抑えるのに効果的 |
独立タイプ | ・支柱を立ててフレームを造作し、外壁を傷つけずにオーニングを取り付ける方法
・外壁を傷めず、設置場所を選ばない |
一般的に、工事費は壁付けタイプより独立タイプの方が高くなる傾向があります。撤去すると跡が残ってしまうものの、とくにこだわりがなければ、壁付けタイプの方がコストを抑えて取り付けることが可能です。
窓の大きさと同程度、もしくは一回り大きなサイズなら効率良く日除けできます。しかし、基本的にサイズが大きいほど費用が高額になるため、設置場所を改めて考えてみるのがおすすめです。
窓が面している方角によっても、日除けの必要性が変わってきます。外観にこだわらず、南側や西側といった日差しが強い面だけに設置場所を限定すれば、余計な費用を節約できるでしょう。キャンパス地を広げる駆動方式についても、電動よりも手動の方が費用を安く抑えられます。
オーニングの生地については、種類によって費用面で大きな差はありません。安さを重視しすぎると希望どおりの日除け効果が得られず、メリットを引き出せないことがあるため、取り付け用途にあわせて機能を選ぶことが大切です。
見積もりをとり業者を比較する
オーニングの取り付けにかかる工事費用は業者によって異なるため、依頼先の厳選が必要です。複数の業者から見積もりを取って費用を比較しましょう。工事の内訳もチェックして、トータルで納得のいく価格の業者を選ぶことが大事です。
ただし、安さだけを重視して業者を選ぶのは好ましくありません。取り付け方法が悪いと、かえってメンテナンス費用や修理費用がかかり、余計な費用がかさみます。オーニングの取り付け業者はできるだけ実績が高く、信頼できる業者を選んでください。
費用や取り付けに悩んだときはおうちの御用聞き家工房に相談
「おうちの御用聞き家工房」では、一般住宅のオーニングの取り付け工事にも対応しています。家工房は、幅広いハウスメンテナンスや大規模なリフォームにも対応した専門業者です。オーニングの取り付け工事の依頼先をお探しなら、お気軽にご相談ください。
実際にオーニングを取り付ける段階に至っていなくても、「取り付けるべきなのか?」「費用が高いのでは?」というお悩みにも誠実に対応いたします。丁寧なヒアリングと現地調査で、お客様にとって最適なプランをご提案するためご安心ください。
オーニングの取り付け工事だけでなく、水回りのリフォームやエアコンのメンテナンスなど、おうちのさまざまな困りごとに関する相談をまるごと承っています。
電球1個の交換から、「トラブルなのか分からないけど、ちょっと見てくれない?」といった内容でもお電話一本いただけたら最短即日にお伺いして対応いたします。
オーニングをはじめとするおうちの悩みごとは、どうぞお気軽に「おうちの御用聞き家工房」にお電話ください。
まとめ
ご家庭にオーニングを取り付けると夏の強い日差しが和らぎ、快適な住空間が作れます。ベランダやテラスの雨除けもでき、お庭の使い方も広がるでしょう。
オーニングの種類や設置方法によっては、大きな費用負担をかけずに取り付けが可能です。信頼できる専門業者に依頼して、夏に向けて住みやすい自宅に整えましょう。