家のツタが生えすぎて困った!除去にかかる費用はいくら?

外壁にツタが生えた家はおしゃれですが、ツタは繁殖力が非常に強いため、こまめにお手入れしないとあっという間に増えてしまいます。 あまりにツタが増えすぎると、外壁を破壊してひび割れや雨漏りを引き起こしたり、害虫の温床になったりするため、増えすぎたツタは除去しなくてはなりません。 しかし、高所まで伸びたツタや広範囲に広がったツタを、自力で除去するのはむずかしいものです。ツタの除去を業者に依頼した場合、費用はいくらかかるのでしょうか。 今回はツタの除去にかかる費用相場について紹介していきます。


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【住居別】ツタ除去にかかる費用相場

ツタがそれほど高い位置まで伸びていない場合や、生えている範囲がせまい場合は、ある程度自分で除去することができます。少し手間がかかりますが、手で引きはがしていけばプチプチと取れていくでしょう。

しかし、長くお手入れしないまま放置すると、ツタが高所まで伸びてしまったり、家中を覆うほど広範囲に広がってしまったりして、自分で除去するのがむずかしくなります。

家の外壁に生えたツタが自力で除去できない場合は、除草業者や外壁塗装業者などに依頼すれば除去してもらえますが、費用相場は家の種類や高さなどで変わってきます。マンション・アパートと戸建て、それぞれのツタ除去にかかる費用相場について見ていきましょう。

マンション・アパートの費用相場

マンションやアパートの外壁に生えたツタの除去を業者に依頼した場合、建物の階数によって費用が変動することもあります。

<階数ごとのツタ除去費用>
・2階までの建物…約7万~30万円
・3階までの建物…約10万~40万円
・3~5階の建物…約12万~50万円

ただし、5階までの建物であっても、ツタが伸びているのが2階までであれば費用は安くなります。

単純に建物の高さで費用が決まるわけではなく、ツタがどの高さまで伸びているかで変わってくるのが一般的です。

戸建ての費用相場

戸建ての外壁に生えたツタの除去を業者に依頼した場合も階数で費用が変動する可能性があります。

・2階建て住宅…約5万~20万円
・3階建て住宅…約7万~30万円

やはり、建物の高さで費用が決まるわけではなく、3階建ての家であってもツタが高所まで伸びていなければ、費用は抑えられるでしょう。

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ツタと建物の状況で費用が”高額”になることも…

基本的にはツタが建物のどの高さまで伸びているかで費用が決まりますが、ツタや建物の状況によっては費用が高額になる可能性があります。どのような場合にツタ除去にかかる費用が高くなるのでしょうか。

除去に手間のかかるツタが生えている

「ツタ」とひと口にいっても、「アイビー(ヘデラ)」「プミラ(オオイタビ)」「夏ヅタ」「冬ヅタ(キヅタ)」など、さまざまな種類があります。

・アイビー…1年中葉がついている常緑樹で、日陰で生育しやすい
・プミラ…1年中葉がついている常緑樹で、ツルが太くぎっしりと茂る
・夏ヅタ…秋に紅葉して葉が落ちる落葉樹で、吸盤のような根(付着根)を持つ
・フユヅタ…ヘデラの1種である常緑樹で茎が手首ほどの太さになることがある

いずれのツタも増えすぎれば除去は大変なのですが、とくに付着根を持つ夏ヅタは、外壁にツタをはがした跡が残ったり塗装がはがれたりするため、ツタを除去したあとに外壁の掃除と塗装が必要になって費用が高くなる可能性があります。

フユヅタも茎が太く成長するのではがすのに手間がかかるうえに、湿疹やかゆみなどのアレルギーを引き起こすことがあるため、フユヅタの除去は料金が上がる業者もあるほどです。

ツタの種類ごとに料金が変わる業者もあるので、あらかじめツタの種類を調べておくと良いでしょう。

また、ツタが広範囲に伸びていて除去の範囲が広くなると、より多くの人員が必要になるので、相場よりも費用が高くなることがあります。

足場を組む必要がある

マンションやアパートの高層階やハシゴがかけられない場所にツタが伸びていて、除去作業のために足場が必要になることがあります。

この場合、ツタ除去の費用以外に足場の費用もかかるため、費用が高額になるでしょう。

先ほど紹介したツタ除去の費用相場で、「7万~30万円程度」と金額に開きがあったのが気になった方もいると思いますが、足場の要不要などによって金額が大きく変わるために、費用相場に差があるのです。

足場の要不要やどの程度の足場が必要になるのかは、実際に現場を見てみないとわからないため、業者に下見に来てもらうと良いでしょう。

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ツタの除去業者を選ぶときのポイント

ツタは取り残しがあると、そこからまた成長してしまうため、丁寧に除去しなくてはなりません。より良い業者を選べるように、ツタ除去を依頼する業者選びのポイントを知っておきましょう。

相見積もりを行う

ツタ除去の費用は、業者によって異なります。まずは相場を知るために、複数の業者に相見積もりを依頼してみると良いでしょう。

相場よりも極端に費用が高額であったり、低価格であったりする業者は人件費や材料費などを考慮していない場合もあるため、見積もり時に確認が必要です。

「この価格にできるのは今だけ」など、強引に契約を進めようとする業者も避けたほうが良いでしょう。無料で見積もりを出してくれる業者を選べば、相見積もりの費用は抑えられます。

対応が丁寧であるか

電話やメールに対応するスタッフや、見積もりにきた担当者などの対応が丁寧であるかも、良い業者を選ぶポイントです。スタッフの対応が良いということは、教育が行き届いている良い業者である可能性が高くなります。

見積もりの内容や作業内容についてきちんと説明してくれ、不明点があればわかりやすく回答してくれるかなどを見ておきましょう。

また、アフターフォローがしっかりしているかも見ておきたいポイントです。

とくに、ツタ除去だけでなく、除去後の外壁の掃除や塗装まで依頼する場合は、一定期間保証があったり、定期点検をしてくれたりする業者を選ぶと安心して任せられるでしょう。

状況に応じた対応をしてくれるか

どのような状態でも一律の料金を請求する業者の場合、ツタの状態によっては費用が割高になる可能性があります。

ツタが生えている範囲がせまい、高層階まで伸びていないなどの場合は費用を下げてくれるなど、状況に応じた対応をしてくれる業者を選ぶと費用を抑えられるでしょう。

きちんと現地を確認して見積もりを出してくれる業者であれば、さらに安心です。

家に関するトラブルであればどんな些細なことでも相談を受け付けているおうちの御用聞き家工房でも、外壁に生えたツタ除去に対応しています。高い技術を持ったスタッフが電話一本で最短即日に伺いますので、まずはお電話ください。

費用は一律ではなく、スタッフがツタの状況を確認し、お客様にヒアリングしたうえで決まります。見積もりを出して、費用に納得していただいてからの作業になるので安心です。

ホームページにツタの除去作業の様子や施行時間、かかった費用なども掲載していますので、丁寧に作業してくれるのかと不安を感じる場合は、ぜひ「事例紹介」から作業内容をご確認ください。

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まとめ

外壁にツタが生えた家はほかとは違う雰囲気があり、風情がありますが、それはしっかり手入れがされているからです。

ツタは繁殖力が強く、少しでも手入れを怠るとすぐに増えすぎてしまい、外壁を傷めたり害虫を引き寄せたりする原因になってしまいます。

増えすぎたツタを除去するのは大変で、とくにツタの量が多い場合や高所まで伸びている場合などは、自分で除去するのはむずかしいので業者に除去を依頼すると良いでしょう。

ツタの種類や状態、建物の高さなどで費用が変わってくるので、まずは見積もりを出してもらってください。