【ウォシュレット取り付け方法】自分でやる場合の注意点や方法を紹介

ウォシュレットは自分で交換できます。その際には、安全にウォシュレットが使えるよう、取り付け方に十分注意する必要があります。 今回は、自分でウォシュレットを取り付ける方法や注意点などについて詳しく解説します。


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ウォシュレット取り付け前に確認すること

ウォシュレットの取り付け作業を始める前に、いくつか確認する点があります。これらの確認を怠ってしまうと、取り付けがうまくできないことも考えられます。次にあげるポイントをしっかり確認してから、取り付けにかかりましょう。

コンセントがあるか確認する

ウォシュレットを作動させるには、電源コードを挿すコンセントが必要です。トイレの中に、コンセントの差し込みがあるかどうかを必ず確認しておきましょう。同時に、コードの長さがコンセントまで届くかどうかも確かめておく必要があります。

トイレの室内にコンセントがないと、ウォシュレットが作動できないため、電気工事店にコンセントの設置工事を手配する必要があります。この時、工事をせずに、トイレの外部から延長コードを引き入れることは避けましょう。水によって漏電や感電などのリスクが高まるうえ、トイレのドアが確実に閉められなくなるためです。

トイレのタイプを確認する

ウォシュレットを取り付けたい便器が、ウォシュレットに対応しているかどうかも、取り付け前に確認しなくてはいけません。日本製トイレのうち、一般洋式便器・ワンピース型便器であれば、問題なく取り付け可能です。隅付タンク式腰掛便器の場合は、別途金具が必要となる場合があります。

ウォシュレットを購入する際は、事前にトイレのタイプを確認してから、タイプに合った商品を購入するようにしましょう。便器のサイズは、大型のエロンゲートサイズと、普通のレギュラーサイズに分かれています。

不安な場合は共用タイプを買うと良いでしょう。同時に、給水管の長さが足りるかどうかもチェックしておきましょう。

設置スペースが確保できるか確認する

トイレの中に、ウォシュレットを設置できる十分なスペースがあるかどうかも確認しておきましょう。スペースがないと、フタが開閉時に引っかかってしまったり、使い勝手が悪くなってしまったりする可能性があります。

さらに、トイレのドアの開閉にも影響が及びますので、しっかり確認するようにしましょう。

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ウォシュレット取り付け方法

取り付けに必要なポイントを確認したところで、次は取り付けの手順について紹介します。

1.使用する部品と工具を確認する

最初に、購入したウォシュレットを取り付けるのに、必要な部品が揃っているか確認しましょう。ウォシュレット本体に付属している部品があれば、不具合がないかどうかの確認も必要です。

部品を確認したら、取り付けに必要な工具を用意しましょう。プラスドライバーは必須であるほか、マイナスドライバー付きスパナ・便座外し工具などが必要です。これに加え、モンキーレンチ・ボックスレンチ・ウォータープライヤーなどがあると、取り付けがしやすくなります。

2.古い便座を取り外す

道具を用意したら、次に古い便座を取り外します。便座は、便器の裏からナットで取り付けてあるものがほとんどですので、レンチやスパナ、便座外し工具などを使って外しましょう。ナットではなく、ネジで止まっている場合は、プラスドライバーを使って外します。

便座を外したときに便器が汚れていれば、キレイにしておきましょう。

3.ベースプレートを取り付ける

便座を外したら、次にウォシュレットのベースプレートを取り付けます。ベースプレートは、ウォシュレットと便器の間に取り付けるものです。

取り付け方は、便座が固定されていた穴にベースプレートを差し込み、便座の大きさに合わせてネジで固定します。前後を間違えてしまうと、ウォシュレットが取り付けられなくなるため、注意して取り付けましょう。

4.止水栓を閉めて給水管を外す

ベースプレートを取り付けたら、給水管を外します。外す前に、トイレタンクの中にある止水栓を忘れずに閉めましょう。止水栓を開けたまま給水管を外してしまうと、水漏れが起きてしまいます。

止水栓の種類は、アングル型・ハンドル型・ストレート型などがありますが、ハンドル型はハンドルをそのまま回して閉めましょう。それ以外の型は、マイナスドライバーを使って閉めます。

給水管を取り外す際には、ナットをゆっくりと回して緩めながら外します。床に雑巾や新聞紙などを敷き、水がこぼれ落ちてもすぐに拭けるようにしておくと安心です。

5.分岐金具を取り付ける

給水管を外したら、止水栓に分岐金具を取り付けます。この金具を使うことで、水がタンクのウォシュレットの両方に届くようになります。

止水栓にパッキンが付いているかと思いますが、古いパッキンをそのまま使うのは避けましょう。新しいウォシュレットに同梱されているものを、止水栓と分岐金具の間に挟み込むように取り付けます。

6.給水ホースを取り付ける

分岐金具を取り付けたら、金具に給水ホースを取り付けます。タンクとウォシュレットのホースを取り付けてから、スパナを使ってナットをしっかり固定します。この時、ナットがしっかり固定されていないと水漏れしてしまいますので、注意しましょう。

7.ウォシュレット本体を取り付ける

次に、ウォシュレット本体をベースプレートに差し込んで設置します。外れてしまわないように、カチッと音がするまで差し込みましょう。音がしない場合は、もう一度やり直しましょう。

8.リモコンを設置してプラグを差し込む

本体を取り付けたのち、壁リモコン式のウォシュレットであれば、リモコンを壁の使いやすい場所に取り付けます。リモコンを取り付けたら、電源プラグを差し込み、動作確認や水漏れチェックを行いましょう。温水機能があれば、温水が出るかどうかも確認が必要です。

特に動作に問題がなければ、設置は完了です。

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ウォシュレットを自分で取り付ける際の注意点

ここまで、ウォシュレットを自分で取り付ける流れを紹介してきました。ウォシュレットの取り付けを、自分で行う方も増えていますが、その際には次にあげる点に注意して行いましょう。

コストは安いがトラブルリスクがある

ウォシュレットを自分で取り付ける場合は、ウォシュレット本体の費用だけで取付けできるため、費用が安く抑えられます。

ただし、取り付け作業に慣れない方が行おうとすると、水漏れ・破損・動作不良などのトラブルが起こるリスクが高まります。さらに、取り付けに失敗してしまうと、もう一度ウォシュレットを購入しなくてはなりません。

この場合、余計な費用がかかってしまうため、取り付けには細心の注意が必要です。

安全に取り付けたいなら業者依頼がおすすめ

ご自身でウォシュレットを取り付けるのが不安だと感じる方や、取り付けにおけるトラブルを避けたいと思っている方は、業者に取り付け依頼されることをおすすめします。

ウォシュレットの取り付けにお困りの方は、おうちの御用聞き家工房へお気軽にお問い合わせください。

ウォシュレットの取り付けのみならず、家に関するお悩み事であれば、どんな些細なことでもご相談をお受けしております。「トラブルなのか分からないが、ちょっと見て欲しい」といった内容も大歓迎です。

電話一本で、最短即日伺うことができます。決まったサービスメニューはございませんので、お客様に合わせてサービスメニューを作成させていただきます。

ウォシュレットの取り付けや電球交換窓ふきなどの作業から、お住まいのリフォームまで、一度ご相談いただければ幸いです。

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まとめ

ウォシュレットの取り付けは、今回紹介した流れに沿って行えば、自分で行うことが可能です。ただし、取り付けられる自信がないと感じる方は、業者に依頼しましょう。安心してウォシュレットを使うために、ぜひおうちの御用聞き家工房へご相談ください。