雨樋修理は自分でできる?DIYの手順や依頼できる業者について紹介

台風や大雨のあと、雨樋から水があふれていたり、雨音が異常に大きく聞こえたりして、思わず不安になった経験はないでしょうか。自分で直そうと屋根に登るのは危険ですし、何が原因でどう対処すればよいのかわからず、途方に暮れてしまう方も少なくありません。 そんなときに知っておきたいのが、雨樋の正しい修理方法です。今回は、雨樋修理について、自分でできる範囲や業者に依頼すべきケース、依頼先の選び方まで詳しく解説します。


この記事は約8分で読み終わります。

雨樋の主な役割

ここでは、雨樋が担っている4つの重要な役割について解説します。

雨水を排出し、基礎の腐食を防ぐ

雨樋の基本的な役割は、屋根に降った大量の雨水を効率よく受け止め、まとまった水の流れとして地上や排水口へ導くことです。

もし雨樋がなければ、雨水は直接外壁や建物の基礎に流れ落ちてしまいます。

その結果、外壁の劣化や基礎の浸食、土台の腐食など深刻な構造的ダメージを招き、住宅の寿命を大きく縮めてしまいかねません。

軒先の雨漏りを防ぎ、内部を守る

雨樋が正常に機能していれば、屋根の軒先から雨水が建物内部に侵入するのを防ぐことができます。

一方で、雨樋の不具合や破損を放置していると、雨水が軒下や窓枠から侵入し、天井や壁にシミやカビが発生する原因になります。

さらに状態が悪化すると、柱や梁といった住宅の骨格部分まで腐食が進み、耐震性の低下につながるおそれもあるため注意が必要です。

泥はねと根腐れから庭と外壁を守る

屋根からの雨水が地面に直接叩きつけられると、地面の土がえぐれて地盤が弱くなったり、激しい泥はねによって玄関アプローチや駐車場、外壁を汚したりしてしまいます。

特に、雨樋の劣化やつまりを放置していると、こうした被害が一層深刻になりやすいため注意が必要です。

雨樋が雨水の落下衝撃を受け止めることで、大切に手入れしている庭木や外構設備を美しい状態に保ち、泥汚れによる外壁の景観悪化も防いでくれます。

雨音と近隣トラブルを未然に防ぐ

雨樋には、屋根から雨水が大きな音を立てて地面や窓に落ちるのを防ぎ、雨の日の騒音ストレスを軽減する役割もあります。

また、雨樋が正常に機能していないと、隣家への泥はねや隣の敷地への雨水の流入といったトラブルにつながることもあります。

雨樋を良い状態に保つことは、近隣住民との良好な関係を維持する上でも欠かせません。

雨樋が劣化する原因

雨樋は常に紫外線や雨風にさらされる過酷な環境に設置されているため、経年劣化や自然災害などによるダメージが蓄積しやすいパーツです。

雨樋の機能を長持ちさせるためにも、まずはどのような原因で不具合が生じるのかを知っておきましょう。

ゴミのつまり

風で飛んできた落ち葉や小枝、土砂、鳥の巣、さらには日陰で発生したコケや藻などが雨樋の内部に溜まると、水の通り道がふさがれてしまいます。

つまりによって排水できなくなった雨水は雨樋からあふれ出してしまうだけでなく、長期間放置すると雨樋の内部や周囲が腐食する原因にもなります。

経年劣化

雨樋の一般的な耐用年数は、約20年といわれています。

雨樋は屋外に設置されているため、雨風や気温変化にさらされ続けることで経年劣化が進みます。

なかでも紫外線の影響は大きく、長期間紫外線にさらされ続けると雨樋の素材が硬化し、弾力性を失っていきます。

劣化した雨樋は、わずかな風圧や軽い衝撃でも簡単にひび割れたり欠けたりするようになるため、注意が必要です。

自然災害

台風やゲリラ豪雨にともなう突風は雨樋に強い衝撃を与え、支持金具を緩ませたり、本体を軒先から外れさせたりすることがあります。

また、積雪地域では、屋根に積もった雪が滑り落ちる際の重みに耐えきれず、雨樋が大きく曲がったり、支持金具ごと脱落してしまったりするような深刻な破損を招くこともあります。

支持金具のゆがみ

雨樋を固定している金属製の支持金具がさびたりゆがんだりすると、雨水を流すための正常な傾きが保てなくなります。

こうした小さなゆがみは見た目では気づきにくいものの、放置すると被害が広がりやすいため注意が必要です。

また、雨樋の部材同士をつなぐシーリング材(継ぎ目を密閉して水漏れを防ぐための、ゴムのような性質を持つ補修材)が経年劣化で剥がれたり、日々の伸縮を繰り返すうちに接合部にズレが生じたりすることで、継ぎ目からポタポタと水漏れが発生するようになります。

雨樋は自分で修理できる?

「少し水が漏れているくらいなら、自分で直せるのでは」と考える方も多いのではないでしょうか。

部分的な軽い補修であればDIYで対応できる場合もありますが、雨樋の修理は高所での作業が基本となるため、無理をせず安全面を最優先に判断することが大切です。

2階以上の修理は原則業者に依頼するのがおすすめ

2階以上の軒先に設置された雨樋の修理は、はしごや足場(作業のために仮設で組む台のこと)を使う本格的な高所作業になります。

不安定な足元での作業や、慣れないはしごの使用は重大な転落事故につながる危険性があるため、決して軽視できません。

安全な設備と豊富な作業ノウハウを備えた業者に相談することが、結果としてもっとも安全で確実な方法といえるでしょう。

関連記事:雨樋修理の費用はどのぐらい?節約のポイントや業者選びも解説

低所での軽微な補修はDIYが可能

自分で安全に対処できる目安となるのは、地面に向かって伸びている「竪樋(たてどい)」(雨水を地面や排水口まで縦に流すための、雨樋の下部にあたる部分)など、足場を必要とせず落下の危険がない低い場所での作業に限られます。

地面に近い場所にある小さな穴の補修や、手が届く範囲のゴミの除去であれば、DIYでも安全に対処できるでしょう。

DIYでできる部分補修・交換の手順

小さなひび割れや穴などの軽微な破損であれば、ホームセンターなどで雨樋用の接着剤やコーキング剤(隙間を埋めて水漏れを防ぐ、粘土のような性質を持つ補修材のこと)、補修用アルミテープを購入して対応できます。

作業は雨天時を避け、安全に配慮しながら行うようにしましょう。

ひび割れ部分に接着剤を塗ってアルミテープをらせん状に巻いて補強するか、コーキング剤を適量へらで埋め込むことで、応急処置ができます。

また、部分的に割れた竪樋であれば、継ぎ目から古いパーツを取り外し、同じ長さにカットした新しい竪樋に雨樋用接着剤を塗ってはめ込むことで、部分交換も可能です。

地上から今すぐできるセルフチェック方法

雨樋を常に良好な状態に維持するには、地上から雨樋の状態を定期的に目視で確認することが大切です。

晴れた日には下から見上げてひび割れや金具の外れがないかを確認し、雨の日にはどこかから水があふれていないか、接合部から水が滴っていないかをチェックしましょう。

特に台風シーズンが明けた秋や、落ち葉が増える冬の前など、年に1~2回を目安に定期的に確認することで、トラブルを早期に発見できます。

おうちの困りごとバナー

雨樋修理を依頼できる業者

雨樋の修理を業者に依頼する場合、業者の種類によって得意分野や料金体系にそれぞれ特徴があります。ここでは、代表的な4つの依頼先について紹介します。

雨樋修理の専門業者

雨樋修理の専門業者は、雨樋に関する豊富な知識と高い技術力を持ち、自社の職人が施工を行うため、比較的リーズナブルな価格で工事を依頼できます。

依頼する際は、施工実績や口コミを確認しておくとより安心です。

ただし、外壁や屋根全体の大がかりな塗装工事などをまとめて任せたい場合には、対応できないケースもある点に注意しましょう。

ハウスメーカー・地元の工務店

ハウスメーカーや地元の工務店は、住まい全体の総合的なメンテナンスを手がけているため、雨樋以外のリフォーム相談も含めて依頼できます。依頼前に、見積りの内訳をしっかり確認しておくと安心です。

一方で、実際の工事は提携先の下請け業者に外注することが多く、中間マージン(業者間でやり取りされる仲介手数料のこと)が発生する分、費用が高額になりやすい傾向があります。

ホームセンター

ホームセンターは、普段の買い物のついでにリフォームカウンターなどで気軽に相談できる、敷居の低さが魅力です。

急ぎで相談したい場合には、利用しやすい選択肢のひとつといえるでしょう。

ただし、指定された工事内容になるため、部材や業者を細かく選べないというデメリットもあります。

屋根・外壁工事の専門業者

屋根・外壁工事の専門業者は、高所作業に特化したプロフェッショナルであり、雨樋の不具合の原因を屋根や外壁の劣化と合わせて総合的に診断してくれます。

見積りを依頼する際は、雨樋以外の劣化状況も合わせて確認してもらうと良いでしょう。

屋根塗装や外壁の張り替えと同時に雨樋の修理を依頼したい場合には、特におすすめの選択肢です。

まとめ

雨樋は、雨水を適切に排出して住まいの基礎や外壁、庭を守り、近隣とのトラブルを防ぐ役割も担う、住まいを長持ちさせるための重要な存在です。低い場所での軽微な補修であれば自分で対応できる場合もありますが、2階以上の高所作業は事故の危険が大きいため、無理をせず業者に依頼することをおすすめします。

雨樋のトラブルについて「自分で直せるのか、業者に頼むべきか判断がつかない」という方は、「おうちの御用聞き家工房」をご検討ください。

おうちの御用聞き家工房は、雨樋修理をはじめとした住まいのちょっとした困りごとに幅広く対応する地域密着型のサービスとして、電話一本で最短即日に駆けつけております。

「トラブルかどうかわからないけれど、ちょっと見てほしい」といった些細な疑問にもお答えしていますので、無理なDIYによるケガや二次被害のリスクを避けながら、安心して雨樋の状態をご確認いただけます。

雨樋の不具合や、どこに修理を依頼すればよいかというお悩みを解決したい場合は、まずはお気軽にご相談ください。

>>おうちの御用聞き家工房に相談する