庭の外構フェンスの工事費用相場やフェンスの選び方

庭からの通行人の視線が気になるとき、プライバシーを守るために視線対策をしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。フェンスの設置は、視線対策以外に防犯対策としても有効です。今回は、フェンスの設置を専門業者へ依頼した場合の費用相場について紹介します。 フェンスの素材別の特徴と選ぶ際のポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


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外構フェンスの素材別の工事費用相場

フェンスに使われる代表的な素材としては、鉄、アルミ、樹脂、人工木などがあります。デザインは、横向きラインや縦向きライン、格子タイプやルーバータイプなどさまざまです。まずは、素材別の特徴と工事費用の相場について見ていきましょう。

アルミ材の目隠しフェンスの相場

アルミ材の特徴とフェンスの費用相場を紹介します。

主流アルミ材の特徴

アルミ材は、鉄と比べて錆びにくく、メンテナンスも不要です。軽くて強度があるものが多く、耐久性にも優れています。雨風のほかに、台風などによる災害対策として選択されることが多い素材です。

ものがあたるとアルミ材特有の音がでるので、防犯面でもメリットがあります。そのため、生垣やブロック塀などに比べ、アルミ材を使用する方が増えています。

デザインのバリエーションが豊富なため、材料本体価格の目安はデザインによって異なります。木目調の素材もあり、設置場所の雰囲気に合ったものを選べるのもポイントです。

アルミ材の費用相場

目隠しフェンス本体価格の相場は、材質やデザインによって1枚(幅1m前後)で5,000円~100,000円程度と異なります。

目隠しフェンスの工事費用相場は、1mあたり約1,200円~1,400円ですが、カット工事費がメッシュフェンスよりも高くなる場合があるため、事前に施工業者に見積りをしてもらうのがおすすめです。

材料、工事費用相場としては、施工幅1mあたり約7,000円~40,000円です。ブロック塀の上にフェンスを建てる場合、コア抜き作業(フェンスの柱用に穴を開ける作業のこと)の費用が5~10万円前後プラスになるので、考慮しておきましょう。

アルミ材のメッシュフェンスの費用の相場

アルミ材のフェンス本体の価格相場は、1mあたり9,400円~11,200円です。メッシュフェンスの工事費は、設置範囲が総延長20mを超える場合、1mあたり約1,100円~1,300円が目安となります。材料、工事費用相場としては、施工幅1mあたり約11,000円~13,000円です。

スチール材のメッシュフェンスの工事費用の相場

スチール材のメッシュフェンスの特徴と費用相場を紹介します。

スチールフェンスの特徴

スチールフェンスは、スチール製でできたフェンスで、格子状のデザインが多いです。衝撃に強く、耐久性が高い上、錆びにくい特徴があります。ボール遊びをしていたお子様のボールがフェンスにあたっても、耐久性があるため衝撃を緩和できます。

格子のすき間が大きいので、通気性が良く開放感があり、どのような家でも比較的馴染みやすいデザインです。フェンスが日差しを遮らないので、設置前後で日当たりが悪くなることもありません。比較的お手頃な価格のものが多く、気軽に設置しやすいフェンスといえます。

デメリットは、見通しが良すぎるため、お庭が丸見えになってしまうことです。目隠しとしての防犯にはなりませんが、仕切りとしての役割は果たせます。視線対策を強化したい方は、つる性の植物やハンギングバスケットなどを使用して、目隠しにすると良いでしょう。

スチール材の費用相場

スチール材のフェンス本体の価格相場は、1mあたり4,000円~5,000円です。メッシュフェンスの工事費は、設置範囲が総延長20mを超える場合、1mあたり約1,100円~1,300円が目安となります。材料、工事費用相場としては、施工幅1mあたり約4,000円~6,000円です。

人工木材のフェンスの相場

人工木材の特徴と費用相場を紹介します。

人工木材の特徴

人工木材は、樹脂(プラスチック)と木粉(木材を細かく砕いて粉末にしたもの)を混合した、木のような見た目の素材です。人工木材ではありますが、木のぬくもり(ナチュラルさ)を感じられるでしょう。

耐久性があり、水に強く掃除がしやすいため、メンテナンスが楽であることもメリットのひとつです。天然木よりも腐りにくいので、外観の手入れの回数も少なく済みます。

デメリットは、熱がこもりやすく経年変色しやすいことです。人工木材は、樹脂など熱のこもりやすい素材が使われているためです。とはいえ、メンテナンスフリーで使えるため、天然木材よりも人気があります。

人工木材の費用相場

高さ60cm×幅2mあたりの換算で、約45,000円~約70,000円です。消費税や施工費などは、別途かかります。ただし、形状やデザインによって価格は変動するので、設置する際は確認してみてください。

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自宅に合った庭のフェンスを選ぶポイント

フェンス選びで失敗しないためのポイントを解説します。

用途・環境にあわせた外構フェンスの高さを配慮する

プライバシー保護や目隠しが主な用途の場合、180~200cm程度の高さが理想です。この高さを目安に設置することで、通行人の視線をカバーできるでしょう。

しかし、近隣住宅のフェンスやブロック塀とのバランス、家の中からの眺望や圧迫感なども考慮して高さを決める必要があります。フェンスが高ければ良いというわけではなく、高いフェンスを設置した場合は景観が損なわれてしまうことも考えておきましょう。

自宅の雰囲気に合った素材やデザインを決める

フェンスの種類別の特徴を踏まえて、家や庭にフィットした外構フェンスのカラーやデザインを選ぶことも大切です。

フェンスは、目隠しや防犯対策としてだけでなく、家全体の印象も左右します。特に、暗いカラーのフェンスは、圧迫感が大きくなりがちです。日本家屋にアルミフェンスを設置すると、アンバランスな雰囲気を与えてしまうこともあるでしょう。

家や庭などの全体的なバランスを考慮し、値段や耐久性、メンテナンスのしやすさだけで選ばないように注意してください。

採光や風通しに配慮する

フェンスを選ぶときは、採光や風通しにも配慮しましょう。プライバシー保護や目隠し効果が高いフェンスほど、採光や風通しは悪くなります。

このような状態が続くと、外壁にカビなどが発生し、家の寿命を縮めることになり兼ねません。敷地内の環境も考慮して、通気性と目隠し効果のバランスで決めることが大切です。

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フェンス設置の工事費用を抑えるポイント

素材の選び方や工事内容によっては、費用がかさんでしまうケースがあります。そこで、フェンス設置の工事費用を抑える方法について解説します。

設置場所・素材を見直す

目隠しや防犯、美観やデザインなどの目的、用途に応じて適切なフェンスを選び、無駄なコストを削減しましょう。通行人の視線が気になるのか、隣家の窓からの視線が気になるのかによっても必要な高さが変わります。

フェンスを設置すると、隣家の日当たりにも影響がでる可能性があるため、必要最低限の高さにする必要があります。

また、窓がない隣家であれば、高価なフェンスは必要ない可能性もあります。設置環境により素材などを使いわけることで、フェンス設置の工事費用を削減できるでしょう。

相見積りで選ぶ

費用を抑えるために、複数の業者に同じ工事の条件の見積り価格を出してもらい、内容を比較すると良いでしょう。

一社だけでは、工事内容や価格などの比較検討ができません。信頼できそうな3~4社に絞って見積りを依頼してみましょう。見積り内容を見比べて、項目ごとの費用に漏れがないか、不明点についてもしっかり回答してもらえるかなども合わせてチェックすることが大切です。

もし、どの業者に頼んだら良いのかお困りでしたら、おうちの御用聞き家工房にお任せください。目隠しフェンスなどの庭のご相談や見積りは無料で承っております。最短即日で訪問可能なため、スピーディーに進めたい方はぜひおうちの御用聞き家工房へお気軽にご相談ください。

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まとめ

目隠しや防犯対策としてフェンス設置を考えたときの失敗しないポイントは、フェンスの高さや素材、デザインなどを用途に合わせて選ぶことです。

採光や風通しも考慮してフェンスを選びましょう。コストを抑えたい方は、設置場所や素材の見直し、複数業者から見積りをとるなどして検討してみるのがおすすめです。

おうちの御用聞き家工房では、経験豊富なスタッフが最短即日で対応いたします。フェンス設置をお考えの方は、ぜひ一度おうちの御用聞き家工房へお問い合わせください。