エアコンが効かない原因1.エアコンの問題
エアコンが効かない原因は、大きく分けると「エアコンの問題」「リモコンの問題」「室外機の問題」の3タイプです。
第一の原因であるエアコンの問題は、たとえば次の3つがあげられます。
エアコン内部のホコリ
設置から時間が経っている場合や、一年間使用していない場合は、エアコン内部にホコリが溜まっていることが考えられます。少量のホコリであっても、フィルターを覆うように蓄積していれば、風の通りが悪くなることがあります。
■対処法
・自分で掃除をする
・プロにクリーニングを依頼する
エアコンのフィルター部分は洗ったり、専用のクリーナーでホコリを掃除したりすることができます。シンプルな造りのエアコンは自分で掃除できますが、近年は複雑な機能つきの機種も増えているため、破損しないように注意してください。
不安な方はプロのクリーニングサービスを利用すると良いでしょう。ホコリだけでなくカビなども除去してくれます。
エアコンの故障
エアコン本体に故障が起きている可能性も考えられます。多くのエアコンは異常が出た場合にタイマーランプが点滅する仕様ですので、一度確認してみましょう。
たとえば、冷媒ガスが漏れていると温度調整の機能に影響が出ます。主に配管の取り付けミスや配管の腐食が原因のため、経年劣化でなくとも故障することがあります。
■対処法
・ガス漏れを確認
・プロに点検・修理を依頼
ガス漏れは、「コンプレッサーが回っているか」「配管バブルに霜がついていないか」の2点が確認ポイントです。下手に外すと配管や電源コードを破損するため、プロに点検、修理を依頼することをおすすめします。
部屋の広さに適したエアコンを使用していない
エアコンは一見すると同じように見えますが、実は「8畳用」や「10畳用」と適切な部屋の広さが決められており、それぞれ能力が異なります。
部屋の広さとエアコンの機能が合っていないと、冷暖房の効きが悪くなるだけでなく、電気代が高くなったり本体の寿命に影響を及ぼしたりします。
■対処法
・エアコンの買い替えや増設
部屋の広さに合わないエアコンを無理に使い続けるよりも、適切な機種に買い替えるほうが長い目で見ると得をすることがあります。必要以上に電気を消費することがなければ、長持ちさせられるでしょう。既存のエアコンを活用する場合は、新たに増設する方法も効果的です。
エアコンが効かない原因2.リモコンの問題
エアコン本体に問題がないのであれば、次はリモコンに異常がないかを確認しましょう。リモコンに生じやすい異常として、以下の3点が考えられます。
リモコンの設定ミス
意外と見落としがちなのが、リモコンの設定ミスや操作ミスです。たとえば冷房を入れたつもりでも、よく見ると暖房や除湿になっていることがあります。
冷房に設定していても、風量が「微」や「弱」になっていれば室内が冷えるまで時間がかかるでしょう。また、冷たい風や暖かい風が感じられないときは、風向きが「上」になっている可能性も考えられます。
■対処法
・運転切り替えを行う
・風量を「強」にする
・風向きを「下」にする
運転モードを改めて確認し、設定したい内容に操作し直します。除湿でも多少は室温に変化が起こりますが、しっかりと冷やしたいときは冷房への設定が最適です。
リモコンとエアコンの間に障害物がある
リモコンとエアコンの間に障害物があると、ボタンを押してもエアコンの設定が切り替わらない場合があります。リモコンを壁に固定しているのであれば、エアコンとの間をさえぎるものがないか確認しましょう。
障害物がない場合は、リモコンの赤外線の発信部分が汚れなどで塞がれている可能性が考えられます。
■対処法
・エアコンとの間にある障害物を取り除く
・リモコンの発信部分の汚れを掃除する
ほかには、リモコンとエアコンの距離が離れすぎていることもあります。できるだけ近づけてみましょう。
リモコンの電池切れ・故障
リモコンの電池をエアコン購入時から交換していない場合は、電池切れかもしれません。リモコンの液晶が映らなかったり、表示が薄くなっていたりしていないでしょうか。
電池を入れ替えても反応しないときは、リモコン本体の故障も考えられます。
■対処法
・電池を交換する
・リモコンを初期状態にリセットする
電池交換やリセットを行っても反応しないのであれば、リモコンそのものを買い替える必要があります。汎用性の高いリモコンがホームセンターなどで購入できます。
エアコンが効かない原因3.室外機の問題
エアコンの機能が正常に動かない場合、エアコン本体ばかりに目がいきがちですが、室外機に異常が生じることもあります。エアコン本体やリモコンに問題がないときは、室外機も確認してみましょう。
室外機に生じやすい問題は、以下の2点です。
室外機の周りに物を置いている
室外機の周辺にプランターやゴミ箱などを置いている場合、室外機の吹き出し口が塞がれている可能性があります。吹き出し口を塞がれると、風がうまく逃げられずエアコンの運転効率が下がってしまいます。
また、室外機が汚れている場合も室外機の熱が放出されにくくなります。
■対処法
・室外機周辺は広めのスペースを取る
・室外機をこまめに掃除する
室外機の内部が汚れている場合、自力で汚れを落とすことは困難なため、プロのクリーニングに依頼することがおすすめです。
室外機に直射日光が当たっている
室外機を直射日光の当たる場所に置いておくと、室外機内部の熱を逃がすために電気を多く使用してしまいます。エアコンの運転効率が下がるうえ電気代もかさんでしまう要因となります。
■対処法
・室外機カバーを取り付ける
・日除けを設置する
エアコンの位置の関係もあり、室外機は容易には動かせないことが多いでしょう。このようなときは、室外機カバーを取り付けたり、日除けを設置したりと、移動させなくてもできる対策がおすすめです。
エアコンのクリーニングは「おうちの御用聞き家工房」におまかせ!
エアコンのフィルターをこまめに掃除しているのに「冷えない」「ぬるい」といった問題が解決しないなら、内部の更に奥の部分に汚れが溜まっている可能性があります。内部の汚れは表面からは除去しにくく、本体を分解しなければなりません。
しかし、エアコンの構造に詳しくない素人が分解や洗浄を行うと、元通りに組み立てられなかったり故障につながったりと新たなトラブルが生じかねません。無理に作業するのではなく、プロによるクリーニングを依頼するほうが安心です。
エアコンのクリーニングは、構造の特徴を理解しているプロに任せることで、故障の心配なく汚れを落とすことができます。
「おうちの御用聞き家工房」では、エアコンのトラブルやクリーニングはもちろん、その他家に関するトラブルであればどんな些細なことでもご相談いただけます。電話一本で最短即日のうちにお伺いできるうえ、プロの目線できちんと見積もりを行います。
作業内容もひとつひとつご理解いただけるようお伝えしたうえで契約・施工につなげるため、安心してお任せください。
まとめ
エアコンの冷房や暖房が効かない原因は、単純な故障だけではありません。本体の汚れやリモコン、室外機などの異常によって、思うように冷風や温風が出ない可能性も考えられます。
自力で掃除できない部分の汚れが気になる場合は、プロのクリーニングを活用してはいかがでしょうか。「おうちの御用聞き家工房」なら、信頼できるプロの技術でお家のさまざまなトラブルを解決します。
エアコンのクリーニングもお任せいただけますので、まずはぜひお電話でお気軽にご相談ください。